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あれはなんだ かたちは無く

~2013/03/27 夢日記

自分は上空に浮かんでいて、どうやら魂だけがあたりをさまよっているらしい。どこか知らない場所、知らない家、知らない部屋と瞬時に景色が切り替わった。夜で、薄暗い部屋だった。部屋の一辺に机があり、明りはその机の上にあるライトスタンドだけであった。明りに照らされている背中に見覚えがあると思いきや、それは大学時代の友人のRTで、なにやら手紙を書いているらしかった。なぜか彼女の思ったことが頭の中で文字として見えた。「よし、決めた。私は12月2日から5日間、手紙を書きます。そしてささやかな贈り物を送ります。こういうことが大事なんだよね。」どうやら、国内外の縮んに向けて、手紙とキャンドルを書留郵送するらしかった。封筒はトレーシングペーパーで出来ていて、折りたたむ部分には5つ四角に切り取られ、カラーフィルムが貼ってあった。その時なぜか自分は胸騒ぎを覚えた。あまり仲良くないのだが、その手紙の中に自分の名前を見つけたからかもしれない。そのまま景色が薄れていった。

 

途中、何かの夢を見たのだが、忘れてしまった。ただ、その夢の終わりに音楽が流れたことは覚えている。終わりの種類は明転で、音楽の種類は頭の中で鳴り響くタイプであった。音楽は、16ビートで2小節。ベースかメロディーか分からないほど低いか、リズミカルで気にいったのでメモっておいた。

 

どうも気だるくて二度寝してからの夢。あたりはどしゃぶりで、傘をさしていた。傘はいつもの、通称”二代目”こと黒傘である。大学の講義棟の裏口にたたずんでいた。どうやら特別講義か何かがあるようだ。自分の近くには学生と年配の学生がいて、傘をさしたまま入っていこうとしていたので驚いていると、彼らは「いいんだよ、先生もいいって言っているのだから」と言った。たとえそう言ったってそりゃないだろう、と思ったので自分は傘をたたんで入った。長い廊下を往復してみたが、どこで何があるのか自分にはわからない。よく考えると、外見こそ似ていたが、そこは大学ではなくすでに夢世界なのだった。目を凝らしているとあたりの風景が細かく再構成されてゆき、どこか知らない書店へと変わっていった。フロアは広く、長い本棚が何列も並んでいた。本棚の高さは2mくらい。全体的に、薄い茶色を基調とした配色になっていた。自分はそこで、ある小説を探してみようとしたが見つからないので、適当に壁に並んだ商品を見ていた。初めはCDを眺めていた。白黒で、ミニマルな雰囲気のするCDだった。往復するうち、同じ場所にあるはずのそれは、漫画になったり小説になったりした。最後にその本棚を折り返して、右側から回り込むように隣の本棚を見ていると、”Orb×××××y”(×は伏字なのではなく、覚えていない)という本のシリーズが目に入った。大きさはA5くらいで、カバーなしのハードカバーで、洋書のようだった。背表紙と表紙の手触りは和紙ににていて、その色合いは、オフホワイトにグリーンやピンクやイエローをところどころぼかしたような色合いであった。(その装丁は自分の好みだった。)それはシリーズものであるらしく、8冊ほど似たような背表紙がならんでいた。下の段にも、色合いはワントーン暗いが似たような背表紙が4冊ほどならんでいた。それは”Zir×××a”と書かれていて、続編かなにかであるらしかった。その時、急に頭の中にキャッチ―なロックポップスが流れ、急激に覚醒した。そのメロディーも好みで、覚えていたので、メモっておいた。二回目。