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あれはなんだ かたちは無く

~2013/04/05 夢日記

旅をしていた。場所はよく解らないが、空港にいて、係員にパスポートを見せていた。この空港は以前にも来たことがある。夢世界独特の空港なのだが、外は夢世界につながっているとは限らない。内装は少し狭く、オフホワイトで統一されている。一辺の壁の前に、キオスクのようにボックスが設置されている。ボックスは高さ2mほどで、これも白い。前面には湾曲したガラスが張ってあり、下の方に、パスポートを受け渡しするための横長の穴が開けられている。今回の係員は無表情だった。なにごともなく通過し、外に出ると、その風景はJR宮崎駅前に似ていた。高い木が生え、舗装された細い通りが続いている。天気は雨で、強い風が吹き暴風雨であった。気が付くと室内にいて、旅の計画を立てていた。どうやら、自分は、ろくに計画を立てずに旅立ってしまったらしい。暖かい部屋に寝転んで紙とペンを広げていた。なぜか旅立ちから5・6日間ということがきまっていて、それは、(実際にはそうではないのだが)ロサンゼルスを拠点に青春18きっぷであたりを周ろうとしているからなのだった。それで、自分はいつもの地図帳をまさに取りに行こうとしていた。うわごとのように「ロサンゼルス…ロサンゼルス…」と繰り返していた。ちなみに、なぜロサンゼルス起点なのかというと、日本からのフライトはロサンゼルスが一番安かったからである。(普通一番安いのはニューヨークだよね。)

 

大勢の仲間たちと、20畳くらいの横長の部屋にいた。仲間たちは小柄であったり屈強であったりしていて、どの人も実際にはしらない。どうやら、仲間というのは炭鉱の仕事の仲間で、その時は休憩時間に全員で騒いでいたらしい。テーブルはなく、小さな椅子に腰かけたり立ったりして過ごしていた。時間は正午を少し過ぎたくらいで、一辺にずらっと並んだ大きな窓に照り返し、室内はまぶしく明るかった。しかし照明はついておらず、その反対側の一辺は薄暗かった。自分ははじめ、左側が明るい位置にいたが、だんだんと薄暗い方を通って反対側に抜け、右側が明るい位置へと抜けた。仲間たちとは色々なことを話していた。現実同様、自分は目立ちたがりで、度々「聞いて!聞いて!」と言っていた。そのうち、好きなマンガの紹介をすることになった。自分は3冊あったのでどうしよう、と言うと、全部言っていいよ、と言ってくれたので全部紹介することにした。ところが、始めの2つはどうしても思い出せない。仕方がないので、「冒頭で主人公が高い階段を上り下りして、バトルが…」などと説明すると伝わったらしい。(ちなみに、3つのうち、名前の思い出せない2つは現実には知らない。しかも、実際には気に入っているマンガは、思い出せる残り1つと、夢の中には出てこなかった別の1つである。)最後に、一番好きなBLAME!というマンガをざっくり紹介した。ちなみに、なぜか夢のなかではタイトルをMUGENだと思っていた。そしてしめくくりに、「ほとんどセリフがない!だが、気付いたらカッコいいと思っている!」と熱く語ると、手前にいた仲間が、「そうそう、オレもそう思ってる!」とのってくれた。

 

状況は直前の夢と似ているのだが、なぜか部屋の外にいた。そしてそこは、小学校時代の校舎に似ていた。あたりは2Dで白黒の少女漫画風になっていて、ああ別の夢で、また何か空想しているんだな、と思った。校門の近くで顔を上げると、さっきまで仲間と騒いでいた部屋が見えた。理由はわからないが、そのとき、なぜか逃げなくてはいけない、と思っていた。逃げやすくするために自分の分身を作ると、片方は学ランの生徒になって、片方はセーラー服の生徒になった。(実際には、どちらも着たことはない。)さあ逃げようと思うと、見上げていた部屋の窓が開き、目の前に黄色いボールが飛び出してきた。自分の外見が違うので、仲間は気が付いていないらしい。「おーい、ボールを取ってくれよ」と叫んでくる。セーラー服の方はとても投げられないので、学ランの方へパスした。学ランはボールを蹴り上げたが、おかしな方向へ飛んで行った。セーラー服の方は走って逃げようとしたが、どうも走り方がおかしい。つまり、どちらも運動音痴なのだ。ということで、仲間に正体がばれ、続々と追いかけてくる。どうにか校門の外まで走り、クリーム色のタクシーを止めた。ドアが半開きだったが、そんなことは気にせず、運転手に「高盛(たかもり)邸まで!」と言って乗り込んだ。運転手ははじめよく解らない風であったが、すぐに解ったらしかった。

 

演奏をしていた。4人の男女が様々な機械を操りながら、歌ったり踊ったりしていた。おかしなことに、自分が演奏をしているということは解っているのだが、4人のうちの誰が自分なのかわからない。というのも、意識だけが抜け出て4人を外から眺めているのだった。そのうち、演奏しているのと曲は同じまま場面が切り替わった。ライヴをしているようだ。4人の背後が液晶パネルになっていて、縦長のパネルが横にずらっとならんでいる。そこに、赤や緑の映像が現れてははじけ、輝いている。演奏をしている曲は、ポップなメロディーラインで、ビートは4つ打ちエイトビートである。サビの部分で、ツインボーカルというほどではないが、二人の男性が歌っていた。メインの人は高めの歌声で、サブの人は結構低めの歌声で。そのハモリが気持ちよかった。編曲は自分が好きそうな編曲で、ポリではないシンセが中心になっていて、若干アンビエント調だった。編曲の手触りは、様々な鮮やかな色に触れたような音だった。ライヴを演奏しているうち、ふっと意識が一瞬瞬き、その瞬間に夢が終わり目が覚めた。だから、サビだけだが歌詞もメロディーも覚えている。起きてすぐメモっておいた。