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あれはなんだ かたちは無く

~2014/04/01 夢日記

(実際の)友人が勤めているレストランを探しに町中へ。洋風、石畳。小規模のレストランが密集した街並みである。印象はベルギーに似ている。白い空気。港が近いということがなんとなくわかっている。

結局見つからなかったので、印象的なレストランに立ち寄ってランチを頼む。外国人のシェフである。偶然、小鯛があるらしく、食べないかと言われたので頼んでみる。小鯛を酢に漬けて蒸したものが、注文したサラダと組み合わせて出てきた。また、試作品の料理があるらしく、試しに食べてみることになった。出てくるまで、ソースセットが出てくる。これは調理したソースの仕上げを客が行い、視覚的にも楽しむものらしい。野菜を先に入れることと、奥から手前に混ぜることが重要らしい。そのうち、サラサラでからし色のソースが出来上がった。(ちなみに、野菜は大き目の正方形に切ってあった。また、野菜を入れたボウルには赤いプリントでロシア語が書いてあった。)料理の方も完成して、届けられた。素材はこちらも小鯛なのだが、衣で覆われ、海草とゼリーの上に乗せられている。「準備はいいですか?」と聞かれたので、良いと返事をすると、シェフが鯛のお腹の部分を軽く抑える。するとそこだけがぱりんと割れて、中から小さなイルカを模した揚げ物が出てきた。そのイルカで支えるようにして小鯛を乗せて完成、とのことらしい。その光景は非常に美しかった。拍手喝采のなか、シェフが退場。壁をふと見ると、シェフの紹介があった。そのシェフはロシア人シェフで、自ら「シーズン」と呼ぶ時期にしかレストランをしないことで有名で、今は、とりわけ短い15シーズンの只中であるらしい。この幸運に感謝して料理を頂く。素材は柔らかく、味が活かされていて、とても美味であった。

 

何かを探しに家電量販店(タワー状、ここは前にも夢で来たことがある。壁がやや低めで、照明が白く明るく、黒を基調にした配色)に。その中の8フロア、楽器のコーナーで色々見ていた。相変わらずずらっとギターだのベースだのが並べられている。エスカレーターのそばには赤いソファ、ところどころに黒いソファが置かれている。ふと、聞き覚えのあるイントロが流れてきた。GVのHTだ。(※以前、音楽と夢の関係を少し書いたが、実際に聞き覚えのある曲の場合はあてはまらない。なので、この時は心置きなく夢を続ける気分でいる。)おそらく自分と同年代の赤い髪の青年である。エレキギターの音色を細かく調べているらしく、ソファでくつろぎつつ、何度もイントロを弾いている。このバンド自体が僕らの年代ではマイナーなので、気になるなぁと思いつつ向かいの赤いソファで僕はゲームをしていた。周囲にいるのは彼の仲間だったり、全く知らない人だったりするらしい。

どうも居合わせたメンバーで演奏でもしようということになり、なぜか僕はボーカルを担当することになった(実際には歌は苦手である。弦楽器なら得意だけれど)。楽譜を手に一曲歌っていると、妙にセリフの部分が多いうえに長い。3箇所くらいある。しかも、最後の箇所が異常に長く、2ページもある。(原曲にはもちろんない、というか音符的に途中から別の曲になっていた。)こりゃあ長いし早いしで大変だわ、と思っていると、仲間の一人からツッコまれる。台詞の中にある"XI"は先ほどの赤い髪のギターの人の名前なのだが、僕が"てんいち"と読んでいるからだ。とりあえず、"イレブン"ではないということは知っていた。「もちろん、名前だってことは知ってるよ?」「読み方分からないけどね!」と言うと、周りがズッコける。赤い髪の青年がお前なぁ、と大分真剣に言ってくるので、そういえばその人の別名が"アフター(アクセントはア)"であるという事を思い出し、ではその名前で呼ぶよ、と言うとあっさり納得してくれた。また合奏したりのんびり話したりしているうちに、この夢は終わった。