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あれはなんだ かたちは無く

Martin Acoustic SP Phosphor Bronze LIGHT ファースト・インプレッション

多湿から抜けず、弦をいつ変えようかずるずる迷っているうちに、完全に弦が駄目になったので即座に弦を変えた。この時期は弦をけちってはいけません。(本当に良いギターは弦が駄目でもある程度鳴るけれど。)

 

音が良いと評判のMartin Acoustic SPシリーズを張ってみた。なんでも、ギターの音を数ランク上に上げてくれるらしい。普段使っているギターは合板の安いギターで、単板に比べると高音がごっそり抜けている。そんなギターにブロンズを張った日には「あっ、すみませんでした……(ギターに対して)」ってな音になるもので、基本的にフォスファーブロンズ一択。

相方に見せると、「1、2弦が金色って珍しいね」って言われた。確かにこの恰好よさは反則。ブロンズだともっと反則。あと、6弦がやたら太いと思ったら、0.054インチで、いつもの弦より0.001インチ太いらしい。慣れって凄い。

 

結論から言うと、音作りの方向上、たぶんこの弦はオール単板クラスとかある程度ちゃんとした作りのギター(あと、ローズウッド系の高音に強いギター)に張ると、劇的に音を改善してくれる気がする。

詳しく書くと、音自体はあまり味付けがされておらず、フォスファーブロンズにしては少々ブロンズ寄りの響き。それでいてクリアに鳴ってくれる。ただ、どっしりとした深みが少ないので物足りない。ちょっと薄っぺらいというか、、、

いい意味で分離感が強く、タッチの強弱を受け止める幅も深い。だから、高音がやや抑え気味で、音が濁らないという意味では、もともと高音が出てサスティンも十分なギターに張ってやれば、その特性をより活かしつつプレイ環境を向上できるのではないだろうか。(今は高価なギターを持っていないので、推測に過ぎないが!)

 

張ったばかりなので、音の変化とか持ちはまた今度観察してみる。でもごめん、たぶん次は張らないわ。いつものEJ16に戻すわ。上に書いた音の方向性がよっぽど変わらない限りは。

レビューを参照すると、EJ16はどのギターに張っても安定して音が出るらしい。一般的に「綺麗な音」って言われてるが、裏返せば、良くも悪くも味付けの程度が強いってことだよね! ただ、丁寧に作られていないギターに張っても音が綺麗っていうのは、当たり前のようで本当にすごいことだと思う。

 

結論: いつかオール単板ローズウッドSBのギターに張ってみたい。もちろんブロンズで!