Ж,!

あれはなんだ かたちは無く

音楽と夢の関係性

調べたことのまとめではなく、個人的な夢の中で起きる事象の観察。

 

○音楽のメロディーに特徴がある

夢の中で流れるメロディーは、その発信源が何であれ、いわゆる、メロディアスなものが多い。音楽の種類は、歌であったり管弦楽であったり様々である。

具体的には、ともすれば合唱の主旋律になりそうなもの。(コード進行とかで書けば解りやすいのだろうが、その方法は苦手なのだ。)

たまに、ほとんどノイズのような音で構成されたものや、機械音の繰り返しのものもある。自分はそれらも音楽だと思っているが、正直、ボーダーは曖昧だ。

ところで、それらの音楽を覚えているか覚えていないかといえば、半々くらいである。覚えていたときは、ほんの2小節、長くても4小節程度であることが多い。これは、現実世界において、自分が長年聴覚よりも視覚を頼りに生きてきたことが関係しているのかもしれない。

 

○起床のタイミングに音楽が流れる

夢の中で、そろそろ起床するという時になって急に音楽が流れだす、というパターンが非常に多い。もちろん、音楽が流れたからといって起床時が近いというわけではない。

夢で経過する時間は、現実の世界とは一致していないから、現実という意味での「起床時が近い」と流れる、というのは曖昧かもしれないが、ほとんど起床時と確定して良いと思われる。それは、以前、同じメロディーを起床直前に口ずさんでいたのを家族が聞いたことや、ほんの数分の眠りから目覚めるときにも音楽が流れるからである。

さて、夢の中で流れる音楽と、起床時に流れる音楽とは、微妙に相違点が見られる。たとえば、前者は、現実に音楽を聴いているのと変わりなく、「外界の振動を知覚している」ように思う。また、音楽が流れていることを確実に認識できる。たとえその場にスピーカーが存在しなかったり、現実には脳内で作り出しているのだとしても。それに対して、後者は、現実とは大きく異なり、「脳内で響いている音楽を感じている」ように思う。また、音楽が流れている状態と、流れていない状態とでは、大した差がないように認識している。

面白いのは、起床時に流れる音楽の状態は、普段自分が現実世界で感じている、「内面の音楽」の状態とほとんど同じということだ。そのことから、起床時に音楽が流れる理由を仮定してみる。仮に、夢を見ている状態が普通ではない状態、現実世界が普通の状態とすると、「起床時に音楽が流れだす」ということは、普通でない状態から普通の状態に戻っていくということだ。つまり、起床することを知らせるために音楽が流れだすのではなく、あくまで夢から覚めるときに、夢と現実とが混同したような状態になっているのではないだろうか。

とはいえ、起床時に音楽が必ずしも流れるわけではないし、流れていても、そのことが自然すぎて気づかないこともあるので、さらなる観察を続けたい。